今日はよく皆さんにご質問いただく手術後の症状についてシェアします!
側弯の手術を受けた後、正直にお話ししますと
予想していなかった症状がちらほらあり、受け入れるまでにとても時間がかかりました
私は高校生の頃手術したのですが、その頃はまだツイッターとかインスタがなく
手術された方の生の声を聞いたり情報収集が難しく、
お医者さんからの説明だけしか情報がなくてとても手術後の生活を想像することができませんでした
手術を検討されている方は是非、いろんな方の感想や生活などを聞いて
判断材料にして頂きたいなと思います!
私は手術後に気になっている症状は大きく分けて4つあります
※手術後の症状は角度や進行度、手術内容によって人それぞれだとは思いますが、
私の場合として参考になれば
側弯症手術後の気になる症状
- 背中が重い、背中が常に反っているような感覚がある
- 体が曲げにくい
- 左右の肩甲骨の間の皮膚の感覚が鈍い(冷たい等が分かりにくく、触れられても気付かない)
- 左足だけ時々しびれるのと、何もしていないのに時々汗をかいたようになる
①背中が重い、常に背中が反っているような感覚がある
これはおそらく側弯症の手術した方にしかわからない感覚だとは思うのですが、
手術してから背中がずっとまっすぐに反っているいるような感覚があります
おそらく、胸椎の方を固定した方に多い症状なのではと思っております
私は側弯症の手術の後、1週間以上寝たきりで、
やっと起き上がれるようになって初めて背中が重いことに気付きました
最初はコルセットか何かが背中に固定されているのだと思っていたのですが、
立ちあがれるようになって背中に固定してある物をとってほしいと親に頼み、
ただの傷口のテープをはがされて終わった時には、
本当に背中に何もついてないのか何度も何度も聞きました
何も固定されていない事に気付いた時、この感覚は治らないの、、、?ととても驚きました
入院中より張っている・反っている感覚は弱くなりましたが、
術後15年未だに背中に何か張りついているような感覚があります
手術後直後はテニスのラケットを背中に張り付けられたのかという感じでしたが笑
今はテニスのラケットというより少し小さめの亀の甲羅を背負っているイメージです(え笑
今では笑ってこんな冗談を言えますが、
手術後はこの感覚になれず、元の背中に戻れないことを知りとても落ち込みました
ですが、人間タフなもので術後15年経つと慣れてしまって
今では昔の感覚が思い出せないくらいでこれが普通になってしまいました笑
この背中の重い、張りついた感覚は、お医者さんに言っても分かってもらえず、
家族に言ってももちろん分かるわけでもないし、治せるわけでもないし、
誰にもわかってもらえない辛さとして心の中に閉じ込めて、普通に生活をしてました
しかし、ブログにこの事を書いた時「わかります私もです」とコメント頂いて
凄く救われる思いがしました
治せなくても、同じ境遇や分かってくれる人がいるだけでとても心が軽くなりました
同じ手術した方ならこの背中のなんか重いとゆうか張った感じ分かってくれる方はいると思います!!
②体が曲げにくい
私の場合まっすぐに鉄の棒を背中に入れてるので、背中が曲げにくいです
日常生活に支障がでるほどはないのですが、感覚が昔と違います
落ちたものが拾いにくい、靴下が履きにくい、足の爪が切りにくいなどです
どこまで曲げたりできるかは下記にまとめておりますので参考にどうぞ!
③左右の肩甲骨の間の皮膚の感覚が鈍い
手術が終わってから、左右の肩甲骨の間の皮膚が麻痺していて感覚が分かりにくいです
具体的には熱い・冷たいとかが分からず、触れられても気付かなかったり。
感覚的には例えばですが、歯医者で虫歯の治療する時麻酔をかけたらしばらくそこの感覚がおかしいですよね?
あんな感覚です。皮膚の感覚がぼんやりしていて分かりにくいです。
ですが、背中をこのピンポイントで触られる事あまりないので
これで困ったことはあまりありません 感覚がなくてむずむずします笑
④左足だけ時々しびれる、何もしていないのに汗をかいたようになる
病院の先生にも聞いたのですが、②③は背中を切っているのと、
背中にボルトをしている関係で神経系に少し触れているので影響ありそうだとの事
左足だけたまに痺れるのも、背骨にある神経系に少し触れているからだそうです
(専門的な知識がないので詳しくは説明できず笑 すみません。。。。)
こちらも立ちっぱなしや座りっぱなしで疲れた時になりやすいので気をつけています
感覚としては、正座した後に足が痺れるあの感じですが、そこまでひどくないので
今のところ日常生活に支障はありません
以上大きくわけて4つの症状が主に手術後気になっています
症状は人それぞれですが参考になれば幸いです!
手術後、回復して日常生活に戻った時にもし悩むとすれば
今までの背中の感覚と違う、違和感がある、今までのように動かせない
という事だと思います。そしてこれを回りの人が理解してくれない孤独感><。
手術をして角度が改善したり、これ以上進行しないという点は
手術をして良かったと思うこともありますが
この背中の違和感・動かしにくい体をどう受け入れるかはとても大変だと思います
術前になかった痛みがあるなら尚更><
「手術して良かったですか?」とよく聞かれるのですが、
良かったも悪かったもとても答えにくいです。。。。
私的には
角度が改善した、見た目が少し良くなった、これ以上進行しない という点は良かったです
背中の感覚が変、もう元の柔軟に動かせる体にはもどれない、見た目が完全に良くなるわけではない という点ではあまり手術をオススメできるものではありません。
角度や進行状況、手術内容にもよって症状は異なります
大切なあなたの体なので、簡単に手術した方が良い、悪いと勧めれるものではありません><
何事も良い面と悪い面がありますね><。
選択の判断材料になれるよう、私は1人の手術経験者として自分の経験を出来る限りシェアしようと思います
色々あったものの、手術から15年経った今では背中の感覚にも慣れて
動かしにくい体にも慣れて、平凡な毎日を幸せに日常生活暮らしてます笑
手術前の方はもしかしたら怖がらせてしまったかもしれませんが、
手術の良い面だけでなく悪い面も知っておくことは大切かと思いますので紹介してみました!!!
今まで何不自由なく暮らしてきた人が見たらきっと
「最悪だもう人生終わりだ」と思うかもしれませんが(私もそう過去思った)
なんだかんだ幸せに暮らしております
手術後、元の感覚に戻れない事を知った時は絶望的だったので、
まさか15年後の自分がこんなに幸せに暮らしてるなんて思いもしなかったです
幸せに暮らしているとは、何の悩みも不自由も無く楽しく過ごしてる という意味ではありません
人と違う不自由を抱えながらも日々の有り難さに何事にも感謝して、
時々悩みながらも心豊かに過ごしてる って感じです笑
「えーなにそれ全然幸せそうに聞こえない」て思いますかね??笑
だけど私はとっても幸せです>< 伝わるかなぁ。。。笑
人生いろいろ思い通りにいかない事もあるけど、
のらりくらり少し頑張ったり頑張れなかったりして進もう~~(雑なまとめ笑